若者に慕われる大人になる


若い人は常に大人の背中を見ています。
子供の頃と違って、大人のやり方を理屈抜きに受け入れてマネをすることはないにせよ、生き方の参考にしたいと思っているものです。
若い人は年長者の姿を通して、自分がどう年を重ねていくかを考えるものなのです。


そういう意味で、部分的にでも若い人から「あの人のようになりたい」と思ってもらえる大人であることが敬愛につながると思います。
逆に、「あの人のようにはなりたくない」と思われる大人は反面教師にはなれても敬愛されることは望めないでしょう。
なぜ敬愛される必要があるのか。


それは、若い人が将来に向かって、希望を持って頑張って生きていく「良い世代の循環」が生み出されるからです。
残念ながら近頃は「敬愛される大人」が減ってきているようです。
未来を担う若者を失望させてはいけません。


特に中高年以上の大人たちは、若者に「年をとるって、素晴らしいことだな」、「自分もあの人のように年を重ねていきたいな」と思ってもらえる存在になるようにしなければなりません。
目指すべきは「若者に敬い慕われる年寄になる」ことです。
それが明るい未来を創るための世代のバトンタッチの正しいあり方ではないでしょうか。

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