2022年7月のブログ記事

  • 老いを豊かにする

    人は子を持たぬ時、老いを恐れるというのは、人は子の若さで老いを忘れ、自分も若返るように思うからです。 しかし、子は老いの滑り止めにはなりません。 本人は、やはり老いていきます。 子供で老いを忘れようとするより、充実して老いを豊かにすることです。 つまり、老いても楽しい何かを持っている。 それなら、... 続きをみる

  • 死ぬまでは生きることを大事にする

    「浜までは海女(あま)も蓑(みの)着る時雨(しぐれ)かな」 これは芭蕉のお弟子さんの俳句です。 海女さんは海に入るわけですから、浜まで濡れてもどうということはないけれども、やはり浜に行くまでは蓑を着て、自分を雨から守っていかなければいけません。 死ぬ時は死ぬことに対して穏かに、そして、きれいに死ん... 続きをみる

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  • ゆっくりしていましょう

    自分の人生をいつでも締め切りでいっぱいにして、人生の楽しみを締め出してしまうのは実に愚かな自己懲罰です。 時間の切迫感が、私たちのパーソナリティーをがんじがらめにしていることに気づかなければなりません。 「生き急ぎ」しないこと。 「せっかち」を捨て、「ゆっくり」していましょう。 迅速な時間に動じな... 続きをみる

  • 心は常に楽しくしているようにしましょう

    人間は怒ってはならない。 悲しんではならない。 心配してはならない。 暗い気持ちに沈んではならない。 怒りや、悲しみや、心配や、暗い気持ちは、自分を殺すものです。 自分の身体の中に毒素をつくります。 腹立ちや、心配や、嫉妬心や、不平や、悲しみは、人間の命を殺すことになります。 心の悩みや、呪いや、... 続きをみる

  • すべては自分のためにやっている

    問題解決するためには、まず自分のエゴに気づくところが出発点です。 「あなたのためにやっている」と思っているところに問題があるのです。 「人のため」と言いながら、「自分のため」にやっていることが多いでしょう。 「やらせてもらって、ありがたいです。充実感が得られて幸せです。」という気持ちがあれば、うま... 続きをみる

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  • 完全ではないと考える

    「私は不完全な人間だ」と知ることで、常に自分に気をつけるようになります。 「自分は不完全だから、いつでも失敗する可能性がある。間違いを起こす可能性がある」と知っていれば、常に気をつけて生きるようになります。 「自分は不完全だ」と知っている人は、「完全」に至る道を歩むことができるのです。

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  • 事なかれ主義ではなく、凛とした気骨を

    近頃、些細なことでキレる感情暴発が高齢者の中にも増えたようですが、あれは元来、未熟者の特徴です。 シニアなら、本気で怒らなければならないことは、一生に二度か三度くらいで、他は大体どうでもよいことと悟りたいものです。 ちっぽけな智、稚拙な情、つまらない意地は超越して、もっと円熟した精神の高みにのぼり... 続きをみる

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  • 上機嫌でいること

    老人は酸いも甘いも噛み分けていて、上機嫌でいることが最上です。 気分というものは成るがままに放置していると、不機嫌に傾きやすいものです。 ですから、いつも私たちは自分の気分に関心をはらい、怠惰をしりぞけ、上機嫌を保つように努力することが肝要です。 不機嫌は自分自身にも周りの人々にも害になるので、れ... 続きをみる

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  • いい加減

    流されることを愛してください。 そして流されながら、しかし最後まで、小さな希望だけは明確にしているという生き方をしてください。 「いい加減」という言葉は実にいい言葉です。 塩味、お風呂の温度、花の咲き具合、それぞれにいい加減というものがあります。 同じ個人でも、日によって状態によって好みも変わりま... 続きをみる

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  • この道に悔いはない

    何十年かこの道をひたすら歩いてきた。 自分の選んだ道だから、一つも悔いはない・・とする。 行き掛かり上、そうせざるを得なかった人もいるでしょうが、自分から選んで積極的にそうしたという人もいます。 どちらでも構いません。 この道を歩む以上は、これが最善だったと思う以外にありません。 人生はUターンが... 続きをみる

  • 死に様を見せる

    立派に端然として死ぬのは最高です。 それは、人間にしかできない勇気のある行動であり、生き残って、未来に死を迎える人々に勇気を与えてくれます。 それにまた、当人にとっても、立派に死のうということが、かえって恐怖や苦しみから、自らを救う力にもなっているかもしれません。 しかし、死の恐怖を受けて、死にた... 続きをみる

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  • 饒舌の弊害

    沈黙の弊害よりも、饒舌の弊害のほうが大きいものです。 喋るほど味が薄くなって危険が増していきます。 話の効果は時間に反比例します。 必要な時に、必要なことを、必要なだけ、そして必要な方法で、というのが原則です。 喋る量で相手を圧倒しようとするのは愚かなことです。 だいたい、喋りすぎるとしまりがなく... 続きをみる

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  • 少欲知足を大切に

    凡人が一切の欲望を捨て去ることは、なかなかむずかしいことです。 だとすれば、少欲に甘んずることが現実的な解決法というべきでしょう。 欲が深いと色々なものに不満が出てきます。 不満をたらたら言うだけでは、この世はあまりに住みにくいもの。 問題の解決にもなりません。 幸せは感謝の裏返し。 少欲に甘んじ... 続きをみる

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  • 燃え尽きることは美しい

    余白を残すのもいいでしょう。 しかし、燃え尽きる美学もまた、まばゆいほど美しいものです。 多くの人は燃え尽きていません。 余生を生きているなどという人がいますが、人生は一つしかありません。 その人生をどう精いっぱい生きるかが問題です。 出しゃばる必要はありませんが、せっかく与えられた人生、息をして... 続きをみる

  • 命の火が燃える

    今日も苦悩の中に生きている。 生への火がまだ絶えないで燃え続けている、ということです。 歯が痛いというのは、「ここがいたんでいるよ」という神経の信号です。 人は肉体の痛みによってその患部を知り、それに対する適切な治療ができます。 若者が苦悩するのは、生きている証。 命の火が燃えていることの信号です... 続きをみる

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  • 一日のトータルが人の一生

    人の一生は今日一日のトータルです。 今日一日が生涯、密度の濃い一日を送りたいものです。 汗をかき、最善を尽くす。 そうすれば、たとえ失敗しても腐らないで済みます。 多くの不満や反省は全力を尽くさなかったからだともいえます。 「思いわずらうのは、最善を尽くさないからだ」と、元京大総長の平沢興先生が言... 続きをみる

  • 「年をとったな」ではなく、「渋みが出たな」と思え

    まだまだ定年前後の年齢にもかかわらず、自ら老け込んではなりません。 また、はじめから「ダメ」と考えない「精神の若さ」が必要です。 「年をとったな」と考えるのではなく、「渋みが出たな」と思えばいいのです。 大人の「渋み」は若者にはない味です。 現実に年をとったのだから、いまさら若さに憧れても仕方あり... 続きをみる

  • 人生二度ないとは思わないこと

    自分の選んだ道は危ないかもしれない。 しかし、心配しても始まりません。 実際、失敗したと思うことはよくあります。 あの時、もう一方の道を行っていたらと悔やむ。 しかし、これがいけません。 悔やむヒマがあるなら勉強だと思って、失敗までのプロセスをもう一度おさらいした方がいいのです。 失敗の原因をつか... 続きをみる

  • 人生、トライしなければ意味がない

    人生、トライしなければ意味がありません。 平均寿命八十年という長い人生を考えた時、お金も大事でしょうが、もっと大事なのは自分が自分の存在理由を示せる場、すなわち自分が活躍できる場、自分を必要としてくれる場、そして自分が生き甲斐を感じられる場を確保することではないでしょうか。 実際、生き甲斐を持たな... 続きをみる

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  • まわりを嫌な気持ちにさせない

    いい気持ちでいたいのは、みんなの共通の願いです。 だから、まわりの人々を決して嫌な気持ちにさせてはいけません。 怒っている人がいたら、怒り返してはいけません。 その人の気持ちを和らげてあげることです。 機嫌が悪かったら、「まあ、そんなこともありますよね・・・」と、できるだけ気持ちを和らげてあげまし... 続きをみる

  • 自分が喜び、人も喜ぶことをしましょう

    自分には喜びであっても、他人に迷惑をかけるのは、よいことではありません。 また他人には喜びであっても、自分が苦しむのも、よいことではありません。 「よいこと」とは、「自分が喜び、他人も喜ぶ」行いです。 そして、「あとで後悔しない」ことです。 「悪いこと」とは、「自分が苦しみ、他人も苦しむ」ことです... 続きをみる

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  • ささいなところから落ち着く

    ゆっくりと丁寧に食事をしていると、最初は苛立ちが出てくるかもしれません。 しかし諦めないで、実践してみましょう。 丁寧な食事ができるようになれば、人生の様々な苛立ちも消えてしまいます。 日常のささいなことから、ひとつずつ落ち着きを体得していけば、人生はいつでも落ち着けるようになるのです。

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  • 心によい癖をつける

    本当に自由な心とは「どんなことがあっても波立たない、こだわらない心」です。 しかし、人は長年にわたって形成されてきた心の癖のために、なかなか真の自由というものを得られません。 自由になる道は遠いものです。 しかし、よいことを繰り返し行い、心によい癖をつけていけば、必ずそこにたどりつけます。 水が一... 続きをみる

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  • 昨日の失敗をどうするか

    昨日は大失敗したと思って悩むのは、「今日も失敗したい」という計画を組んでいるようなものです。 昨日の失敗は、どうなるものでもありません。 今日という日は新しい。 その今日のことだけをただ、しっかりやればよいのです。

  • 「いいこと」は生きているうちに

    人は「いいこと」をしたくないわけではありません。 ただ、「今日は楽をして、明日から」という心が起きてしまうから、なかなか「いいこと」を実行できないのです。 けれども、人はいつ死ぬかわからないのです。 「いいこと」は生きているうちにやっておくべきなのです。 だから、「いま」いいことをして、悪いことを... 続きをみる

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  • 人生は瞬間、瞬間の連続

    人生とは瞬間、瞬間の連続です。 私たちは瞬間、瞬間にしか生きられません。 今の瞬間に、なすべきことは常に「具体的」です。 それは、話を聞くことであったり、物を片付けることであったり、常に「具体的」にあるものです。 今この瞬間に、なすべきことをよく知り、それをきちんとやる。 それで何の問題もなく人生... 続きをみる

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  • 「私は正しい」が問題をつくります

    「私は正しい」という心から、怒りも嫉妬も、落ち込みも傲慢も、舞い上がりも、あらゆる感情が生まれてきます。 その心が色々な問題をつくるのです。 「私は正しい」というのは客観的に成り立たないことなのです。 それはわがままな恐ろしい思考です。 しかし、みんなが「私が正しい」病に感染しているようです。

  • 人をどうこう言えるほど立派か

    自分というものは、人のことをどうこう言えるほど立派ではありません。 「あの人は間違っている」と指摘しても、自分がその立場になったら、同じことをする可能性があるのです。 「あの人は嘘をつく、けしからん」と言っても、自分だって不利になったりその場を逃れようとすると、思わず嘘をついてしまうのではないでし... 続きをみる

  • 問題を解決するためには

    問題を解決するためには、まず自分のエゴに気づくところが出発点です。 「あなたのためにやっている」と思っているところに問題があるのです。 「人のため」といいながら、「自分のため」にやっていることが多いでしょう。 「やらせてもらって、ありがたいです。充実感が得られて幸せです」という気持ちがあれば上手く... 続きをみる

  • まわりと調和して生きる

    生きることは互いに協力しあうことで成り立っています。 「お互いさま」なのです。 生きることは他人の世話になることであり、自分も人の役に立っていることです。 そこがはっきり分かっていれば、成功をおさめることができます。 うまくいかなくて充実感を得られない人生は、自分に対しても、まわりに対しても嫌な気... 続きをみる

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  • 小さな幸せを見出し、日々感謝して穏かに過ごしましょう

    寒い日にも暖かい布団の中に包まれて眠れることに感謝。 そのうえ、安眠できたことに感謝。 安眠は神の恩寵です。 寒い日にストーブやエアコン、こたつで暖がとれることに感謝。 三度の食事がいただけること、おまけに温かいまま、いただけることに感謝。 蛇口を回せば水が出て、スイッチ一つで明るくなる。 家にお... 続きをみる