無理しないこと


我慢強く働き者で親や上司の命令をよく聞き、責任感が強く何事も完璧にしないと気が済まない人は要注意です。
真面目な人ほど心に柔軟性がないことがあるので壁にぶち当たると、どうしていいか分からなくなって苦しんでしまいます。
失敗や挫折から、うまく身をかわすためにも何もかも頭に詰め込み過ぎないで、多少頭の中を空っぽにしておくことが必要です。
その精神で生きれば心に余裕が生まれ、世間の荒波をたくましく生き抜いていけます。


天台宗大阿闍梨の酒井雄哉師のモットーは、「むりせず、いそがず、はみださず、りきまず、ひがまず、いばらない」だそうです。
何事も精一杯やることはいいことですが、やり過ぎはよくありません。
無理してやり過ぎるから、プレッシャーが掛かりストレスになります。
人間の運命には浮き沈みが付き物ですが、その波に逆らわず、ゆったり構えて生きればいいのです。


そうすれば、より良く生きられるはずです。
「はみださず」も同じです。
「自分が、自分が」の気持ちが強いと、社会のルールからはみ出しがちになります。
だから、おかしくなります。
社会のおかしなことや犯罪は皆、これが原因になっているようです。

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