運を良くする根源


曹洞宗の開祖、道元の言葉に以下のようなものがあります。
「古人云(いわ)く、霧の中を行けば覚えざるに衣しめると。良き人に近づけば覚えざるに良き人になるなり。」
昔の人は霧の中を歩いていると知らないうちに衣が湿ると言っている。
それと同じように、良き人のそばにいると、知らないうちに自分も良き人になっているということです。

道元のこの言葉は、実は運を良くする真髄を教えているのではないでしょうか。


どんな才能のある人でも悪い人の中に交わっていては、運を良くすることはできません。
良き人に交わり、良き言葉、良き教えに触れていくことこそ運を良くする根源であると考えます。
陽明学者の安岡正篤先生も以下のように仰っています。
「人間はできるだけ早くから良き師、良き友を持ち良き書を読み、密かに自ら省み自ら修めることである。人生は心掛けと努力次第である。」

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