置かれた場所で幸福でいる


汝は幸福である、この小さき石よ
道ばたに静かに横たわりて
哲人の如くにものを考う。
という詩があります。


私たちは小さき石よりも偉大なるものです。
この小さき石ころはどうして幸福なのでしょうか?
それは、そのままそこに与えられた生命を愉しんでいるからです。
そのまま受けて愉しむものは常に幸福なのです。
そのままそこに横たわるということは、何もしないで生活しているということではありません。
与えられるそのままに横たわり、神の導くままに動くという意味です。


つまり、今いる環境、置かれた立場を受け入れて他と比べたり、過去の自分と比べたりしないで流れに任せて自分の計らいがないのです。
何とも比較しないので苦悩や悲しみが生じません。
自分の今、与えられた位置を愉しんで(受け入れて)、そのままそこに全能力を発揮する時、私たちは幸福になれるのです。
特定の日、特定の時間、特定の境遇によって幸福が来るのではありません。
境遇を支配する力は私たち自身の内にあるのです。

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