病人になっても明るく振る舞うこと


病人は、老人と同じように「労わってもらって当たり前」という精神構造に陥りやすいので、自己中心になりがちです。
体が辛い時はやはり不機嫌にもなるし、「なんで自分の辛さがわからないんだ」と腹も立つでしょう。
それは仕方ないことだと思います。


しかし、当然だからといって、そのまま、そのような顔をしていていいということはありません。
長く生きてきた者としての強みがあれば、そこで少しばかり、周囲の人達が不愉快にならないように、内心はどうあろうと、明るく振る舞うという配慮をしなければなりません。


たとえガンなどの死病になっても、できる限り明るく振舞いたいものです。
たとえ心は不安でいっぱいであろうと、うなだれずに背筋を伸ばして歩き、見知らぬ人に会えば微笑する。
そういう風にできればいいですね。

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