饒舌の弊害


沈黙の弊害よりも、饒舌の弊害のほうが大きいものです。
喋るほど味が薄くなって危険が増していきます。
話の効果は時間に反比例します。
必要な時に、必要なことを、必要なだけ、そして必要な方法で、というのが原則です。


喋る量で相手を圧倒しようとするのは愚かなことです。
だいたい、喋りすぎるとしまりがなくなります。
もっと危険なのは、黙っていればことを起こさないですむものを、いらないことまで口走るから、「キジも鳴かずば撃たれまい」という結果を招いてしまうのです。


ピリッと効く、小粒の山椒のように、煮詰まったエキスを話したいものです。

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