「腹6分目」が健康長寿の秘訣


食事の量が寿命にどう影響するのか調べた実験があります。
それによると、あらゆる動物で食事の量を増やしたり減らしたりしてみたところ、40%減らしたときが一番長生きで、平均1,5倍寿命が延びることが分かりました。
もちろん、これは人間にも当てはまります。
食べ過ぎると「倹約遺伝子」が働き、飢餓に備えて脂肪をためます。
たまった内臓脂肪が燃焼する時、血管の内皮細胞を傷つけ、メタボリックシンドロームの諸症状を引き起こします。
逆に、食事を4割減らして少し飢餓状態になると「延命遺伝子」が発現します。


人は断続的な飢餓の状態におかれると、何とか生き延びようとするため、この延命遺伝子が働きます。
その結果、傷ついたDNAを修復し、寿命を延ばしてくれます。
昔から宗教では様々な形で断食が行われ、意図的に飢餓状態になることが勧められてきましたが、これは断食が不老長寿に繋がると経験的に分かっていたからでしょう。
一般的には「腹8分目」といわれていますが、延命遺伝子を働かせるためにはそれでも少し多過ぎです。
あなたが本当に長生きしたいのであれば、「腹6分目」を目指してください。


以上のような話をナグモクリニックの南雲吉則先生が、「50歳を越えても30代に見える生き方」という著書の中で言われていました。

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