あまり禍福に囚われない・・・必要以上に悲観しない


人生には行き詰まりはありません。
常に変化して止まないということです。
その変化の中において人間は生きているのです。
大切なことはその変化を拒否するのではなく春は春らしく夏は夏らしく、冬が来れば冬に相応するような生き方をして生きていくというのが人生なのです。


中国古典の「中庸」に「富貴に素しては富貴に行い、貧賤に素しては貧賤に行い、夷狄(いてき)に素しては夷狄に行い、かん難に素してはかん難に行う、君子は入るとして自得せざることなし」とあります。
人生、色々な出来事にぶつかるけれども、そこから無理をして抜け出そうとするのではなく、その時々の天理に従って進んでいく。
何が起こるかは天に任せていくということです。


起こったことは受け入れて、じたばたしないことです。
淡々と人生を送って、あまり禍福に囚われないことが禍福を超える一つの道でしょう。

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