いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。
過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。
つまり、過去への執着がその不幸を生み出しています。
物がなくても病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じましょう。

今の苦痛を受容して乗り越えることによって、自分は磨かれて立派に愛深き人になれるという、その喜びが自分の老後を築き上げていくはずです。
どんな状況にあっても過去は過去、未来は未来です。
今の瞬間を一生懸命に諦めないで努力して生きることが老後を豊かなものに導いてくれます。