陰徳を積めば陽報あり


定年後にやることがないと嘆き、暇を持て余す人が多くいます。
その一因は自分の今までの生き方にもあったのです。
自分の成功のみを追い、自分だけが目立とうとする生き方、陰徳を忘れた生活の仕方が晩年になって結果として出てきているのです。
このように考えると目立たないで人に尽くすということは、現代的な意味も持っていることになります。
「目立とう、目立とう」という生活は徳を損ない、業の借金を増やしてしまいます。


その結果、自分の意図するところとは別の人生を送らなくてはならなくなるのです。
目立つことのみを図って生きてきた人が仲間もなく、家族にも恵まれず孤独に人生を送ることが多いのはこのためです。
隠れて何か良いことをするというのは決して無意味な行為ではなく、最後には自分と子孫のためになる行為だということを理解すべきでしょう。
まさに「陰徳積めば陽報あり」なのです。

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