困った経験を定年後の人生に生かす


困った人の役に立った時は、とても生き甲斐を感じるものです。
立ち直るヒントになるちょっとした言葉を掛けたり、慰めの手紙を書いたり、気の晴れる場所へ誘いだしたりしてあげると、相手の表情にみるみる生気が蘇ってきます。
そんな表情を見ると、役に立てて良かったと心底嬉しくなります。
そういうことができるのは、自分にも困った経験があるおかげだという見方もできます。
人の気持ちが思いやれるようになるからです。


それで、定年後は困った経験を糧にボランティア活動をしてみてはいかがでしょうか。
現役のうちに皆さん、たくさんの困った経験を積んでいるものです。

その分、どうすれば困った状況を打開できるか、あるいは困ったことにならないようにするためには、どうすればいいかを学んでいるはずです。
そうして得た「生きる知恵」を、様々な問題で困っている若い世代に伝えてあげましょう。


定年後にやることがなくて困っているシニア世代が多く見受けられます。
「もはや食べるために働く必要がなく、何かボランティアをしてみたい。」という人も多いでしょう。
ただ、何をしたらいいのか分からないという人は、自分の困った経験や長い人生の中で学んだ知恵などを若い世代に教えてあげてください。
そうすればきっと、「困っただけの甲斐はあった」と実感できる人生が開けるでしょう。

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